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『選挙も終わって』 |
衆議院議員の選挙も大方の予想通りと言うか、それ以上の結果で自由民主党の敗退でした。
それにしてもテレビの開票速報には驚きました。
結果は今晩遅くか、明日の朝だろうな、と思っていたら開票率0パーセントで当選確実を報じているのです。
ある結婚式に招かれてのこと、最後に祝福されて満面笑みの新郎新婦がお礼の挨拶を行いますが、その中で一人の名前をあげて「これからは3人で‐‐‐‐」
聞けば新婦はおめでたを控えており、しかも性別も分かることから名前も決めてあるとの事。しかしこれは医学。
選挙も全く同じで「出口調査」で十分判断できるとのこと。それは伯仲している地区は別として、確かな判断材料は得られるでしょうから運動期間中のことなども考慮すれば、納得もできます。
0パーセントで当選確実と出た候補者はそれなりに喜ばしいことで結構と思われるが、小選挙区制のシステムでは他の候補者は開票もしないうちに、落選のレッテルをはられることになってしまいます。選挙期間中のことを思えば、あの人、あの会場に大勢で駆けつけて下さった支援者、まさかそんなことはあるまい。いろんな思いが過ぎって実際の開票状況を待たれたことでしょう。そして結果変わらず。無念の涙を飲まざるを得なかった候補者。
候補者は勿論ですが、私たち選挙民の立場からしても、早く知りたい気持ちは勿論ありますが、ちょっとやりすぎ、少しはハラハラドキドキの間を楽しみたかったように思います。
その後の経過は連日新聞やテレビで放映されていますが、ある部所では大幅な予算削減処置に賛否両論で、特に関係する地元、自治体の反響が大きくとりあげられています。
50年前に端を発し、賛否両論で割れた地域住民をどうやらまとめて補償、そして施工にかかり、それも毎年賦課される金額で少しづつ、少しづつやってきて50年。
そのうちに出生率の低下、人口の流失、企業の形態、生活環境がすべて変化してしまい、今本当に必要なことなのかどうか、疑いたくなることが確かに多すぎます。
私の町でもそれに近い例はあると自分で思っています。
一方通行道路を両側にびっしり立て込んだ住宅店舗を立ち退き、または移動させて、両方向道路に。企業は造成された工業団地に集約されたり、廃業されたりで、立案当初からみたら人も車もその交通量が半減以上になっているようですが、この先何年工事は続くやら。
地域○○○の顔をたて、何か所も手を掛けてだらだらやる弊害と言ってよいのではないでしょうか。本当に将来的にも必要なものであったら、集中して早急に施工すべきと思います。
ある人が言われました「政治屋が居なくなって大局的な見方の出来る企業家集団に移行したと見るべきかな。でもちょっと‐‐‐」 |
樋山忠明 |
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