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『初めての上海』 |
私にとって2回目の海外旅行といっても仕事での出張ですが、2回目の中国、今回は上海でした。
新潟空港から週2便あるということで、それで行く日と帰りの日程が決まってしまいます。
持参するものと言えば20数年前に作らせて戴いたマルチスポット溶接機がこの上海でまだ稼働しているということで、当時の資料のみ。
一緒に行って下さる方はその会社の技術顧問で、別の会社におられ例のマルチを直接発注下さった当時の部長さんです。とにかく海外は2回目と言う事で出国、入国の手続きが分からないものですから着いて行くしかないのです。でも前の北京は成田からでしたが、今回は新潟空港とあって気分的にも楽に行けました。
「上海へ着いたらね、時差1時間遅らすんだよ」面倒くさい1時間くらい、日本時間のままですごしました。上海には空港が2か所あるそうですが、着いた空港のあまりのデカさに驚きました。さすが、中国はデカイ。
会社の向えの車が待っていてくれ、土曜日の夕方ということもあって1時間弱でホテルへ着けて頂きました。車も多いし、割り込み、クラクション。マナーの悪さというのでしょう。
信号はあっても規律がない。左ハンドルだからという前に怖くて怖くてハンドルをにぎる気にはなれない、というのが日本から来ている人達の共通した意見のようです。
夜は日本食のお店へ連れて行って頂きました。日本語が聞こえます。駐在している日本人も多いでしょうから、まるで日本国内いつもの居酒屋という感じでした。
日本の居酒屋と言う形がすっかり定着しているお店でした。勿論料理もお刺身の盛り合わせ、とか煮物、焼き物そして日本風のお馴染みラーメン。回転寿司のお店も空席なく、賑わっておりました。
日本国内では原発事故で中国の日本食レストランが、食材がとか、いろいろと新聞等に書きたてられているのを見ましたが、全くそんな感じは受けませんでした。
最初は日本の生ビールで乾杯し、その後はそれぞれお好みの、ビール、焼酎、日本酒と頂きました。日本酒では新潟のお酒はなにがあるか。日本国内でも著名な2つの銘柄がありました。価格はどの位するものか私には見当もつきませんが頂いてまいりました。
翌、日曜日には上海市内の日本大手のスーパーの食品売り場等の見学、日本と殆ど変らぬ商品の豊富さ、そして2階、3階へは緩やかなスロープで買い物カートを押して上がれるようになっておりました。
それから「にせものデパート」と言われているという個人商店がそれぞれ独自の商品を持って小分けされたスペースで商売をしている、3階建てのビルでした。衣料品から真珠、琥珀、等のネックレスやペンダント等の装飾品、鞄、バックなどの皮革製品、観光お土産品と何でも揃うところ。空港や観光客相手のお店より、はるかに安いそうで案内して下さった方もお土産として必要な時はいつも利用していると言っておられました。
とにかく、人も多いし、高層建築の林立、その中に緑と低階層の建物もあり、広い国土と成長を続けている姿を実感してきました。 |
樋山忠明 |
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