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【風来坊の旅日記 NO4】
 休日の朝とはいえ、京都駅はいつもの雑踏が蘇っていた。
 飯は食ったし今特にやる事もなし。一人時間を過ごす所をある人は広隆寺の弥勒さまの前がいいという。確かに弥勒菩薩の指がどうだのということも聞くが、姿態、表情は自分にとっても言うにいわれぬ魅力というか、不可解の世界へ連れて行かれるような気もちにさせられる。不思議な幻想をひきおこしてくれる。
 しかし自分は、教王護国寺というより東寺とそれに三十三間堂が好きだ。お互いに共通していることは、堂に入ったとたんに受ける荘厳な威圧感。
 そうだ、東寺へ行こう。駅からは歩いていくべき所と思うが疲れを理由にタクシーで行く。
 団体客らしき人たちも見えず静かにのんびり入れたことが良かった。
 21体の彫像による曼荼羅世界が一挙に飛び込んでくる。御香のかおりとともに独特の空気の淀みを感じる。これがいいのだ。
 さほどの知識もないこともあり、それぞれの仏像を仔細に見るでもなく、むしろ頭をからっぽにして時を過ごすことに専念している。
 大きな火焔を背後に大きな眼を吊り上げ怒った形相の不動明王。これは大きい。
 堂内を一巡し、金堂へ。薬師如来、日光、月光菩薩の三尊像で講堂と比べちょっと寂しい感じがする。しかしこれも大きい。
 ちょっと離れた所に日本で一番大きいといわれる五重塔がある。心柱は角柱になっていてなんでも建立して塔事態が萎縮して隙間が生じた時に、それを直すため心柱の下の部分を切断して、ちょうどダルマ落としの要領で塔全体の居住まいを直したと聞かされた。
 うそみたいな本当の話である。先人はお利口というほかなし。
 いつか来た時は側道に骨董市があり、眺めてみたことがあるが、昔懐かしいと言う品々、でもくだらないガラクタの部に入るような物ばかりが目に入った印象がある。
 そうだ、ここには「京都七福神めぐり」の毘沙門さまもあった。
 次は三十三間堂。
 中間に遮る柱が1本も無く金色の1001体の千手観音像が、階段状の本堂に「さあ御覧下さい」と整然と並んでいる。
 最初にこの様をちょっと見ただけで圧倒されてしまう。そしてそれにつきる。
 なぜ1001体もの千手観音を建立せねばならなかったのか。
 全く同じようでいて僅かに違うふくよかな表情。風神、雷神と二十八部衆に守られてかいつも変わらぬ姿で迎えてくれる。武蔵がここを走ったんだ。
 皆の流れに逆らってゆっくり、ゆっくりマイペースで進む。もういい、今日はこれまでとして清水へ行こう。
 でもあの坂はきつい。タクシーで坂の上まで行ける道を選んで行ってもらう。
 階段を一歩一歩上がり舞台での風景を眺めお参りして、大黒さまを買って帰る。これはいつ頃からか、京都へ来る度に必ず買い求める自分の習慣なのだ。
 さて今日はどの坂を下りてゆこうか。いつも変わらぬ賑わいの通りの楽しさがある。
 清水焼の額装を眺め、全くの素人だからか焼き物で京都の景色、情景がこんなに表現できるとは。飾る場所とお金があったら、と思うと欲しいとも思わないからよくしたものだ。
 国宝とか世界遺産とか、だから大切に保存し後世末代まで残さねばならない。文化財を守りましょうと言われる。その通りだ。しかしその昔製作、建立の頃に思いやると、庶民の犠牲なくしてなりえなかったことであろう。結局は時の為政者の「つわものどもの夢のあと」なんだ。
特別寄稿 K.Y
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