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【風来坊の旅日記 NO.5】
 新潟と福島を結ぶJR線は2本あってどちらも頭の痛かろう赤字路線だ。
 県境の山々そして過疎化した集落を縫って、のんびり天命をおびているが如くある時は山間のなだらかな野もあれば、険しい崖の淵を、そしてトンネルが続く。季節の移り変わりは何処よりも早く知らしめてくれる。
 やがて雪を向かえる頃ともなれば、年が明けて春の目覚めを待つまで上越線小出駅から会津若松間の只見線は県境を越えることはない。
 直通で日に3本。途中までが双方でも5,6本程度しかない。
 いつも貸切に近いグリーン車以上の快適さ。自分ひとりの旅には贅沢すぎるというものだ。
 車窓の眺めも特に秋の抜けるような青空のもとでは、山々が錦を着飾るさまを自分ひとりで堪能できるなんて、素晴らしい、綺麗、見事、そしてありがたい。
 そうだ、今頃は萌え出る新緑の甘い香りの中を走っているはずだ。今は懐かしむのみか。
 只見も広く大きい。何年前のことだったか、あの日は秋晴れのすこぶるいい天気だった。
 上越線小出駅から乗車し、只見で下車、ホテルのバスに乗った客は自分を入れて3人。左右のやがて収穫という田んぼを眺めながらちょっと小高い所に細長い大きなホテルがあった。
 フロントが2階、部屋も2階ということは冬の雪のためだろうか。一人で泊まるには申し訳ないような気さえする。でも自分はいつでも、どこでも一人を承知で予約をさせてもらっているんだから、たっぷりと使わせてもらう。
 早速風呂だ。やっぱり温泉にかぎる。まして今は自分ひとりの貸切だ。手ですくって匂を嗅ぐ。かすかに匂う、そうどこにもあるあれだ。ナトリューム何とか泉だ。
 露天風呂も我一人。小高い丘の上だけあって眺めはマアマアか。向かいの山までの田んぼそして点在する家々、日本は広い。
 それにしても誰も入って来ないということがちょっと。せめてこんなところで世間話も無いかも知れぬが、お互いどこからお出でですか、くらいの話はあってもいいではないか。
 翌朝食事処へ向かって行ったらフロント前広場で木の臼でお餅をついていた。これは本物だ。二人の男性と打ち水をして反す女性が一人。4,5人のお急ぎで無い客が珍しそうに眺めている。暫くして「皆さんやってみませんか」「よし」さほど屈強とも見えないゴマシオ頭の親父がでた。「はい!はい!」と声をかけ「お上手ですね」
 朝飯のテーブルで食っていたら「つきたてのお餅はいかがですか」すぐに貰いに行く。あんこ、あべかわ、そしてお吸い物に、と欲張ってそして我ながら呆れてしまった。全部平らげてしまったのである。つきたての餅などめったに食べられるものじゃない。
 帰りはタクシーで時間もあったので「河合継之助記念館」へ寄る。
 幕末の越後の英傑終焉の地とのこと。その「終焉の間」が記念館の中に復元されていた。
 戊辰戦争は多くの尊い犠牲を払ったが、新しい世、明治の時代に尽くした人材も多く世に送り出したと思う。“八十里腰抜け武士の越す峠”高熱でうなされながら辻駕籠で悪路を揺れながらたどり着いたこの地で、棺、骨箱を作らせ、自分の火葬のための火を燃やさせたという。「民は国の本、吏は民の雇」どこぞの國の官僚の額に貼り付けてやりたい教えだ。
 今でも懐かしく、そしてこの頃の政局を思うと腹立たしくなってしまう。
特別寄稿 K.Y
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