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【風来坊の旅日記8 長野市、小布施町】
 庭の1本の桜も花は終わり若葉の芽吹きがみえる。
 それはいつの事だったかは定かではない。周りの仲間がふと云ったことが出かける原因となった。「御開帳だよ」それが長野の善光寺のことだった。それまで善光寺は2回くらいは行った記憶がある。しかし、そういえば御開帳には当たりついていなかった。7年に一度とか云っていたようだが。その年がその7年目に当たっていたということだった。
 どうせ気楽な独り者、帰ってもよし、泊ってもよし軽い気持ちで出かけたものだ。
 それとあの頃ちょっと耳にするようになった“小布施”へ行ってみたくなったのだ。
 長野駅からバスに乗ったか、歩いたかちょっと記憶にないが、すごい人の波が桜も終わった善光寺の境内へあちこちから繋がっており、なにがどれでどれがなにかさっぱり分からぬうちに掃き出された、そんな感じで覚えている。
 戒壇めぐりもそうだった。それは別の日だったと思うが、暗がりで錠前を探り当て「見つけた」「見つけた」と云って出る。およそ宗教として信仰する意思が無いということか。それでもお賽銭箱の前に立って、必ず小銭を入れてから手をあわせる。
 この参拝者たるや2カ月の間、全国から個人または団体で多くの人達がお出でになるというが、みんなが御利益を求めるとしたら、神、仏も大変なことになる。
 早々に駅へ戻って“信州そば”をつるつると吸い込んで、長野電鉄で小布施へ行く。
 かの有名な葛飾北斎の「北斎館」があったからだ。
 始めての小布施は長野から20分程の電車の旅ながら、全く長野とは家並も隔離されており、突然畑の真ん中に車と人を吸い込んでいくクレーターでも出来たような。
 いろんな店、お土産店、喫茶店、食堂、そして美術館、記念館に資料館。
 ぶらぶら見学して食って飲んでいたら一日は充分持つだろうが、軽い財布が持たないのではないかと思われる。まずは目当ての「北斎館」へ。自分が知っているのは富士山の前に大波そして小船が斜めになっている図、富嶽の一枚だ。入って驚いた。花鳥風月、お化けに美人画。
 こんなにいろいろ書いていたとはここへ来るまで知らなかった。
 ちなみに自分の知っている富士山の絵は「神奈川沖浪裏」という。
 これ程多彩な絵を描いたとは素人の自分がいうのもおかしいが、偉い、大したもんだ。
 しかも自分にも面倒なことなく、きれい、美しい、素晴らしいとわかるから素晴らしい画家だということ。立ち止まってじっと見ていると押されて移動させられそうになる。
 じっと堪えてそして少し動いて。他は見る予定は無いから時間をとってゆっくり見ていきたいと思っていたが、実はもう1か所、ちょっと離れているようだが「岩松院」という寺へ行きたい。
 寺の本堂に、北斎が描いた21畳敷きの天井絵「大鳳凰図」があるという。
 歩いて歩いて見学者が以外に少なかったので、本堂で大の字になって仰ぎみる。
 どこから見ても睨まれているという八方睨みの鳳凰とか、聞いてきたが頭がどこで、目がどこにあるか探すにちょっと手間取った。羽は大きく、頭は意外に小さく思えた。
 それにしても赤系の色がかっている感じだが極彩色の強烈なインパクトだった。
 またこの寺には小林一茶の「やせ蛙 まけるな一茶 これにあり」の碑があり、「蛙合戦」の池もある。 ちょっと強行軍だったようだが急ぎ帰路についた。くたびれた小布施、今はいかほどの賑わいか。あの頃の体力もなく懐かしき想い出の地である。
寄稿K.Y
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