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【年寄りのぼやき旅行 東北】 |
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体の調子も安定してきたようなので、またちょっと出かけてみたくなった。
とは言ってもどこと云う目的に強い執着も無い。あまり遠出もしたいとは思えない。
甥っ子に電話して温泉へでも連れってってくれないか、と云ったら「どこへゆきたいの?」
「新発田城を見たい。他は任せるよ。2泊しようぜ」さすがに甥っ子は心得たもので
「ではお任せ下さい。近日中にプランを連絡します」
やがていろいろな資料とともに、2泊3日の日程が事細かに記されてあった。乗車する新幹線の時間と降車駅の指定。その駅の改札口で待っているという。
まだ10日以上先のことなのに、はやる気持ちはどうにもならない。早速駅へ行って指定券を買い求め、他にあれこれと探し出しまたは買い集めて、バッグは膨らんだ。
そしていよいよ明日という朝電話が入った。
「明日ですよ。大丈夫でしょうね」「10日も前から準備万端よ。体調も上々」
ちょっと朝早かったけれど指定の東北新幹線の盛岡行きに乗った。指定席の3人がけシートが自分一人の貸切となり、あっという間に郡山駅に着いた。はじめて降りた駅だけれど平日のせいか乗降客も以外に少ないように感じられた。
まさかと思っていたがホームの人もまばらになったら、甥っ子が見つけてきてくれた。
いつもそうだが、よう気がきいてくれる。そして彼の車に乗って二本松へ向った。
天気晴朗さわやかこの上なし。聞けば今朝は6時に家を出てきたという。そして10時半ころには二本松城跡、霞ケ城に着く。毎年恒例の菊人形展がその年のNHKの大河ドラマで構成されている。勿論今年は「龍馬伝」ということになる。
自分がお城好きのことを知っていてわざわざここへ連れて来てくれたわけだ。菊人形はおまけということか。いろんなシーンを作ってあったが、皆同じようなもの。それにしてもよくまぁこんなめんどくさいことをしたものだ。生きた花だから水を切らさないで長持ちさせるように工夫していると、手入れをしていた伯母さんが云っていた。ご苦労なことだ。
入口出口はどこも同じように、土地の名物やらお土産の店が並び、賑やかに呼び込みをやっている。二本松少年隊の像に敬意を表して車に乗る。
お昼を過ぎて米沢市へ入る。ここも町おこしでラーメンを売り込んでいるとかで昼食はその駐車場へ入った。以外に空いていたのでさて、と思ったが落ち着いた店内が良かった。それにしても客は他に1テーブルのお二人さんのみ。
メニューを見ると生蕎麦もあった。そうだこの店のつくりはラーメン屋ではない。元々は生蕎麦の店が町おこしに協力してかラーメンも加えたのか。
甥っ子はざる蕎麦が食べたそうだったが、「ラーメンで良いね」
醤油味のあっさりラーメン。これでいい。
米沢城本丸跡に建立された上杉神社へ行く。謙信公、膺山公の銅像が立ち、参拝者が続いている。宝物殿、博物館と見学する。
一緒にまとめたらよさそうなものを、わざわざ離して歩かせて両方で見学料を徴収して。立派な博物館なぞは採算とれんだろうに。それから御廟所へ行き入口でひと言聞かされる「先日までは200円でしたが今度300円になりました。それは資料館の見学が出来るようになりましたので」勝手なことをして。これじゃ謙信公も苦笑しておられように。 |
寄稿H.H |
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